注文住宅での家づくりにおいて、外観のデザインと間取りがなによりも重要なのは言うまでもありません。外観デザインは最も他の人に見られる部分ですし、間取りの良さは、暮らしのコンフォータブルさに直結しているからです。それで外観と間取りが、家づくりの満足度を大きく左右するのです。
とはいえ、それ以外はあまり重要ではないということになるのでしょうか。例えば外構はどうでしょうか。外構は家づくりでも最後の部分であり、あまり深く考えずに決めてしまうことはありがちです。予算を使い過ぎてしまい、外構をできるだけシンプルにするケースもあるでしょう。やむを得ない状況があるとはいえ、外構というのは、とても重要な部分で、疎かにしても良いものではありません。
それは、外構が外観を美しくすることにもなれば、それをいまひとつにすることにもなるからです。外構は、家の外側であり、花壇や庭園、フェンスや駐車場といった部分です。例えば駐車場がコンクリートでしっかりと打設してあったり、カーポートの屋根がしっかりして施工されていれば、外観とのバランスが良いですが、単なる砂利だけとかであれば、家の景観を損なってしまうかもしれません。花壇や階段なども、レンガやタイルなどが使われていれば美しいですが、そうしたものがなければ、安っぽさを出してしまう可能性があります。そして外構がしっかりと施工されていないと、雨の日の時には、汚れやすくなったりし、コンフォータブルではありません。
それで注文住宅の家づくりでは、外構工事も決して疎かにすることができない部分です。後回しにしがちですが、しっかりと検討してベストな選択をしたいですし、ある程度そこに費用をかけることをしていきたいものです。外観が美しく、そしてそれを飾るような外構としての庭や玄関アプローチ、ガレージなどが見事に調和するときに、本当に満足することができる注文住宅での家づくりになるに違いありません。