お家を買いたいと思いはじめた最初の頃、建売を買う気満々でした。家は住めたら良いぐらいに思っていたので、大して理想やこだわりもなく、安くお家が手に入ればいいなぁくらいの気持ちで建売の内覧に足しげく通っていました。建売は土地を探す手間も省けますし、割と立地の良い場所も多かったのです。
けれど、今は、注文住宅しか考えられません。その理由は…
「建売は安すぎて不安になったから」です。
そう思うようになった経緯をお話します。
マイホームを夢見始めた頃、まずは、建売の内覧に行きました。
賃貸暮らしが長かったせいか、建売でもとても立派に見え、広さや間取りも充分だったので、割と前向きに建売の購入を考えていました。何より安いので、そこが1番の魅力でした。
けれど、安いとは言え、一生に1度の大きな買い物だし、もうちょっと色々見ておこうと、冷やかし程度の軽い気持ちで住宅展示場にも足を運びました。
もちろん、「安さ」を1番に考えていたので、住宅展示場にあるような立派なお家は建てられないと念頭に置いたうえで、ハウスメーカーの方々から色々な話を聞きました。
ハウスメーカーの営業さんは自社の商品を説明する際に、必ずと言っていいほど、柱や断熱材、外壁など、沢山の知識を私たちに教えてくれます。
話を聞いているうちに、こちらもどんどん知識が身について、自分たちでも家造りについて勉強するようになりました。
そして調べれば調べるほど、ある疑念が湧いてきたのです。「建売安すぎないか？」
建売が建っている土地の相場から考えると、建売の家本体は1000万円を優に切るくらいの計算になりました。
木材だけでも結構な価格がするのに、断熱材や外壁の肝心な部分はどうなっているんだろうか…。
もちろん、建売が全て悪ではなく、企業努力によって価格を抑えている部分も大いにあると思います。
ですが！家は建ってしまえば見た目は遜色なく同じでも、壁や外見に覆われて見えない部分にもし手抜きをされていたら…そう思うと我が家は怖くて建売には手を出せませんでした。
ということで、我が家は多少費用がかかっても、注文住宅を選ぶことにしました。